近年よく耳にするグルテンフリー。
テニスの王者ノバク・ジョコビッチ選手も、グルテンフリーを実践しているというから驚きです!
体の変化に気付きやすいスポーツ選手も実践するということは、体へ良い変化も期待できますね。
そこで今回は、グルテンフリーをかんたんに解説し、現役ママ目線でメリットとデメリットのご紹介していきます。
グルテンフリーとは?かんたんに解説
グルテン (gluten)とは、小麦粉などの穀物に含まれているタンパク質の成分のことです。
それらを除いた食べものを「グルテンフリー」と呼びます。
グルテンは、パンやパスタの「もちもち食感」など、小麦の弾力感を出すためには欠かせない成分です。
強力粉・中力粉・薄力粉は、小麦のタンパク質の含有量によって分けられ、もっちりとしたパンを作りたい場合は強力粉を選ぶなどして使い分けます。
【ママ目線】グルテンフリーはなぜ良い?
小麦粉などの穀物に含有される成分のグルテンは、おいしさを追求するにあたって必要な成分です。
では、なぜグルテンフリーを実践するアスリートや健康志向の方が増えているのでしょうか。
まず、最大の特徴として腸内環境の改善に期待できます。
もちもち成分のグルテンは、腸の壁に引っ付く性質があり、消化されないまま放置してしまうと炎症を起こす恐れがあります。
また、腸内にはグルテンを餌とする菌がおり、炎症へとつながる毒素を出すとも言われているのです。
グルテンフリーを実践することで、腸内の壁の炎症が抑えられ、環境が整うでしょう。
腸内環境が整うメリット
グルテンフリーを実践し、腸内環境が整うことで考えられるメリットは以下のとおりです。
- アトピーやアレルギーの改善
- 癇癪の改善
- ダイエット効果
グルテンが引っ付いてしまうことによる腸内の炎症は、腸内の壁に穴が空くと言われています。
この腸に空いた穴から、有害な毒である成分が出て行くことで、腸以外の場所でも炎症が起きてしまうのです。
まずは、穴を塞ぐためにグルテンをカットし、今後穴を開けないためにグルテンフリーの生活を継続することで改善が期待できるでしょう。
お子さんのアトピーやアレルギーが心配な方は、少しずつ実践してみてください。
また、腸は「第二の脳」と言われており、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の90%を腸で生成すると言われています。
セロトニンが不足すると、イライラしたり鬱になったりと精神面への影響が大きく、子どもの癇癪も例外ではありません。
産後ダイエットを開始したいと考えているママにも、グルテンフリーはおすすめです。
小麦粉を使った製品を食べないことで、自然とカロリーオフや糖質につながることが考えられます。
お米を使った食べ物は咀嚼の回数も増え、腹持ちも良いことから、無理な食事制限をすることなく、ゆるやかに体重の現象が期待できます。
グルテンの作用により、体のだるさも抜けていくので運動する際の、体の軽さも感じられるのではないでしょうか。
日本はグルテンフリーに挑戦しやすい!
ゆるエシママは、現在海外在住です。
そこで気づいたことのひとつに、「日本はグルテンと上手に距離が置きやすい国」ということ。
そこでここでは、日本でグルテンフリー生活に挑戦しやすい理由をご紹介します。
お米が主食
日本はお米が日常にあるため、グルテンフリーに挑戦しやすい環境です。
お餅やお煎餅など、日常的に食べているおやつも気が付けばグルテンフリーだったということも。
また、スーパーでは米粉が手軽に買え、米粉を使ったレシピも無料で手に入れられる時代です。
グルテンフリーの人気から、「米粉パン」を取り扱っているパン屋さんも増えてきました。
現在、ゆるエシママが住んでいる東欧の国では、米粉パンは見たことがありません。
コーンブレッドという、とうもろこし粉を練って揚げたものは見たことがありますが、明らかにパンではない。
国産のお米で作られた米粉を使用することは、地消地産にもつながります!
マフィンやパンケーキ、クッキーを作るなら「米粉倶楽部 お徳用1kg 米の粉」がおすすめです。
Amazonの定期便でお水と一緒に毎月届けてもらっていました!
蕎麦も選べばグルテンフリー
蕎麦は蕎麦でも十割蕎麦を選ぶことで、グルテンを気にすることなく麺がたのしめます。
市販で購入できる乾麺のなかには、そば粉よりも小麦粉の方が多く入っているものもあるため、原材料の表記はチェックが必要です。
十割蕎麦は主に、田舎蕎麦と呼ばれ香りが高いのが魅力。
血糖値の上昇も緩やかであるため、体にも喜ぶ食べ物です。
ダイエット中のママの強い味方となってくれるでしょう!
異国の料理もたのしめる国
日本は世界的にみても、国内でいろいろな国の料理が食べられる国です。
例えば、ベトナムの料理のフォーは米粉からできています。
また、韓国の冷麺もそば粉とデンプンを使用した麺であるため、グルテンフリーです。
輸入品を取り扱っているカルディや成城石井、業務スーパーを探してみると効率良く手に入るでしょう。
本格的に食べたい方は、ベトナム料理店や韓国料理屋さんを探して食べに行くのもたのしいですね。
住んでいる東欧の国では、ベトナム料理も韓国料理もありません。
日本は、いろんな国の料理がたのしめる国だと実感しました。
執筆者はグルテンフリーの経験者
続いて、何度かグルテンフリーを実践してきた、ゆるエシママの体験談をご紹介します。
少しでも参考になれば幸いです。
パンへの依存が消えていく
グルテンフリー実践前は、とりあえず菓子パンが大好きでしたが、グルテンフリーを実践して1週間ほどでパンへの依存が消えていました。
「おいしそう」と思うことはあっても、ストレスになるほど我慢することはなかったです。
菓子パンの代わりに、おにぎりを持参してお腹が空いたらすぐに食べれるように用意していたので、大きな苦痛は感じませんでした。
グルテンフリーを意識するときは、必ずおにぎりやお餅など、パンの代わりに心を満たすものを用意しておくとGOODです!
小麦不使用のパスタはイマイチだった
米粉を使ったマフィンやクッキー、パンケーキなどはおいしく食べていましたが、グルテンフリーパスタはイマイチでした。
小麦の香りのしないパスタなので、物足りなさが否めません。
「小麦粉のパスタが食べたい〜」と逆効果になりかねないので、無理に挑戦する必要はなかったかな〜と反省しました。
醤油などに含まれるグルテンは無視
ビールや醤油などにも、小麦が使用され多少なりともグルテンが入っています。
しかし、そこまで気にすると「大変だ」という気持ちが大きかったので、わたしは無視しました。
パンやパスタといった、主食のグルテンを意識するだけでも体の軽さは変化します。
継続が一番大変で大切であるため、一気にグルテンを排除することはしませんでした。
グルテンによる体の重さを実感できるように
東欧の生活に入ると、一気に小麦中心の生活へと激変しました。
はじめの頃は、おいしい焼き立てパンが100円以下で食べられることに感動していましたが、次第にもちもち食感のパンが、重く感じるように。
パンを選ぶときは、もちもちよりも軽さを優先してバケットを選ぶようにし、どうしても体が重く感じるときは、必ずお米を食べて改善するように心がけています。
何度かグルテンフリーの実践経験があるからこそ、体の重さを実感して改善できています。
「少し意識する」からはじめるだけでOK!
グルテンフリーと聞くと「パンもパスタもケーキも食べれない」と考えがちですが、食べれるものもたくさんあります。
また、「誕生日なのにケーキが食べれないなんて…」と思う必要もありません。
小麦アレルギーでない場合は、食べたいときは食べても良いと考えています。
食べ過ぎなければ、急激な体調の変化はまずないでしょう。
「毎朝パンだったものを週2にする」
「パスタかリゾットで迷ったらリゾットを」
など、「小麦粉を減らす少し意識する」を継続することからはじめてみてください!
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